ネットで野菜や果物を販売したいけど、何にどのくらいのお金がかかるのか不安…
ネット直販を始めたけど、売上が伸びない…
売上を伸ばすために、何に投資すればいいの??
このような疑問にお答えします。
卸だけだと利益を圧迫するし、地元で野菜を置いても高値では売れないから
ブランディングして、高価格で販売したいですよね。
今回の記事では、ネット販売に必要な費用をまとめましたので、下記のような方にオススメです!
私自身、つながりも何もないところから1ヶ月半の期間でクラウドファンディングで100万円以上を達成し、飲食店や全国に野菜を発送した経験や、農家さんのネットショップ構築や販売支援をした実績があります。
ネットで販売するために、かけたほうが良い費用とかけなくても良い費用もお伝えします!
【農家向け】野菜・果物のネット販売で必要な費用と費用対効果の高い経費まとめ
この章では、下記3点を解説します。
実際に野菜を売った時に手元にいくら残るのか?も試算するので、最後までご覧ください!
産直プラットフォーム利用時のネット販売に必要な最低限の費用
この記事を見ている方の中には、ネット販売をやったことのない農家さんも多くいると思います。
まずは卸→ネット販売するためにかかる最低限の費用をお伝えします。
下記の3つになります。
・ネット販売のプラットフォーム利用料
・梱包代
・送料
送料無料の金額表示にする場合は、これらの金額を含めましょう。
ネット販売のプラットフォーム利用料
基本的には売れた金額に対しての成果報酬型で、一般的には10%〜20%となります
楽天やAmazonのようなモールに出品するやり方もありますが、初期費用や毎月の費用がかかるのでこのサイトではオススメしていません。
下記の記事で詳しく解説してますので、ご覧ください。
ネット販売のプラットフォーム利用料は10%〜20%程度
梱包代
梱包材は近くのホームセンターでも手に入ります。
まずは最低限の費用だけで済ませたいの場合、購入するのもありですが
せっかく自社の認知度を上げられるチャンスなのでオリジナルダンボールを作ることをお勧めします。
既製品を使う場合:200円程度
オリジナルを作る場合:デザイン費用→30,000円以下、ダンボール:500円程度(作る内容により変動)
また、デザイン費用も印刷会社とフリーランスに頼む場合もまちまちです。
信頼できる方が身近にいない場合は印刷会社に頼むのが無難です。
送料
送料は下記で決まります。
そのため、実績がなく1年でどのくらいの数が出荷できるかわからない状態は見積もりを取るのがオススメです。
大体3社くらいとると相場がわかります。(地域や住む場所によって、金額が結構変わります)
ちなみに、私が住んでいる街はヤマト運輸の営業所が近いこともあり1番安かったです!
住む地域や送る地域によって変わるが、関東から北海道に常温野菜を100サイズで送る場合は2,000円程度
参考:ヤマト運輸 宅急便運賃一覧表
費用対効果シュミレーション
ネット販売するだけで結構費用がかかるんだ…
手間も増えるけど、お金も残らなんじゃない?
そう思われる方も多いのではないでしょうか?
ですが、実際に私がネット販売で発送した事例を踏まえて説明します。
商品:じゃがいも
重量:10kg
金額:5,000円(送料込)
販売手数料:10%
送料:平均1,500円
梱包代:400円(オリジナル制作)
売上 | 5,000 |
販売手数料 | -500 |
送料 | -1,500 |
梱包代 | -400 |
手残り | 2,600円 |
kgあたりの単価 | kg 260円 |
kgあたり単価を見ていただくとわかりますが、悪くないと思います。
しかも、予約注文にしたため梱包作業も一気に行えた為に手間は最小限に抑えられました。
ネット販売で費用対効果の高い経費まとめ
上記は最低の金額のため、販売を開始することは可能ですが売れ続けることを考えた時には投資した方がいいものがあります。
特に「Web」という第三者からの購入の場合は農家さんに直接会ったことが無い方が購入するため情報が少ないです。
少ない情報にこそ投資しなければ売上を上げ続けるのは厳しいです。
Webコンサルで多くの企業と顧問契約を結ばせて頂いている中で成果を出す企業がお金をかけている項目をピックアップしました。
ホームページ作成
Webの顔とも言えるホームページ。
ホームページがあることで下記が可能になります。
費用は、制作会社に頼むか、フリーランスに頼むかでも変わってきますし
ページ構成だったり、デザインのこだわりによっても変わってきます。
オンラインショップ作成
オンラインショップとは、決済できるホームページのようなものです。
ネットだけで販売したい場合はオンラインショップ、
店舗があって集客したい場合はホームページに決済機能をつけるのがオススメです。
カスタマイズ性に乏しいものであれば10万円程度でも作成は可能ですし
自社の要件が細かくオリジナルで構築する場合は500万円以上かかる場合もあります。
正直、デザインにこだわらずに自作する場合はBASE、STORES、カラーミーショップを使えば比較的に安価で構築できます。
写真撮影
写真?
iPhoneで十分じゃない?
そう思われる方もいらっしゃいますが、
先述したようにWebという情報が少ない中で購入を決断しなくてはいけない場合、写真の良し悪しで売上が変わります。
新商品の撮影で交通費と撮影代を合わせて20万円以上かけたよ!
実際に私の知り合いでは、写真が売上に直結することを知っているため
一流のカメラマンを交通費と機材の送料等を全て負担して、撮影してもらっています。
月次のコンサルティング
コンサルティングに費用をかけるのを躊躇する方も多いと思いますが
情報発信や更新作業を行ったり、新しいことに取り組む場合は依頼をオススメします。
相場もピンからキリですが、現場もやりながらの場合だと中々販売に時間を取れないと思いますので
月額5万程度で中長期でお付き合いできる業者を探すのがオススメです。
かけなくても良い費用
ここからはかけなくてもいい費用をご紹介します。
SNS運用代行
SNSは鮮度が大切なので、オリジナルの画像が大切になります。
そのため、画像や文章を送る手間を考えると自社で運用する場合の方が効率は良いです。
ただ、全くやり方がわからない場合はSNS運用も巻き取れるコンサルをつけるのがオススメです。
ライティング
文章を伝えるのに必須なのが熱量です。
画像だけ渡して「文章考えて」「SNS投稿して」と依頼すると熱のこもっていない面白みにかける文章になります。
文章を自分で書いて、後からわかりやすいように修正してもらうが自社の魅力を伝えるためにも1番です。
加工食品の商品開発費
資金に余裕があるなら、商品開発に費用をかけるのもありですが
食材のネット販売を始めた頃にスタートするのはオススメできません。
なぜなら、ネット販売するにあたっての発送業務や顧客対応を慣れていないと
すぐにクレームにつながり、サイトには悪いレビューが溢れかえってしまいます。
クレーム多すぎて
せっかく作ったネットショップを変えなくちゃ…
こんな事態にもなりかねません。
段階を踏んでスタートさせましょう。
ネット売上別、投資するべき経費まとめ
投資しなくてはいけない経費が多くて、どこから取り掛かろうか迷う…
こんな方のために、ネット売上別の投資するべき経費をまとめました。
年間ネット売上100万円以下
まだ売上が上がっていない100万円以下の場合の投資は下記がオススメです。
コンサルを契約する1番のメリットは進むべき方向がわかることです。
迷わなくて良いので、時間の短縮になります。
また、簡易的なホームページを作ることで作物に対する思いや自社紹介がしやすくなります。
低予算で外注するか、自作するのがオススメしましょう。
年間ネット売上500万円以下
ある程度、ネット販売の収益が増えてきた100万円〜500万円以下は下記がオススメです。
さらに売り上げを継続して上げていくために、SNSやWebでの情報発信をして
「〇〇農場の野菜を食べてみたい」とブランディングする必要があります。
そのために、直販サイト以外でも売れる仕組みづくりに投資していくのがオススメです。
年間ネット売上500万円以上
ネットである程度の売上が見込めるようになった場合、下記がオススメです。
産直サイトに頼らず、手数料が安い自社オンラインショップの構築がオススメです。
また、個人客だけではなく、
安定した収量が確保できる法人営業もオススメです。
まとめ:売上金額に応じた費用対効果を考えて、ネット売上を伸ばそう
今回お伝えしたざっくりの費用感をまとめました。
どこの会社にどんな依頼を出すかによって価格はまちまちですが
ある程度の相場感は掴めたのでは無いでしょうか?
支払い時に妥協せず「この会社とお仕事したい!」と思える会社と会うためにも、
最低でも3社に相見積もりをお願いするのがオススメですよ。
【PR】共に進むパートナーとして、売上アップに寄与します
普段の業務もあり、なかなか販売に手が回らない農家さんも多いのではないでしょうか?
たかラボでは、原価計算はもちろん、Webサイト制作から売れ続けるまでの仕組み構築などの販売に関することを一気通貫してサポートします。
下記のお悩みが1つでも当てはまれば、お気軽にご相談ください。
・直売を増やしたいが何からやっていいかわからない
・自分なりにやってみたけど効果が出ない…
・畑が小さいから、高く販売したい
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