年末のおせち料理、恵方巻など、2大行事が終わり、仕事がひと段落したので、全業者さんに相見積もりを取りました。
相見積もりとは、同じ商品の値段を全業者さんへ聞くことです。
例えを出すなら「ガリガリ君」というアイスが欲しくて①スーパーA②スーパーB③コンビニにいくら?って聞くのと同じです。
自分では当たり前のことや、業者さんから「こうしたらもっと安くできるかも」ということも教えていただいたので、それをまとめました。
※ここでいう業者さんとは「卸売業者」さんのことをいいます。
月間の使用料を伝える
業者さんもメーカーさんに交渉するにあたり「まとまった量を仕入れられるか?」ということが値段を下げられる鍵になります。
そのために必要なのは、自社を「商品を月間どのくらい使うか?」ということです。
使用料が多い場合、箱単位の場合と1つなどの少量の場合の値段を聞く
ロットにもよりますが、1箱単位などで仕入れられるとkgで20円ほど安くなった経験があります。
10kgの商品で200円 年間100kg使うと仕入れだけで2,000円も安くなります。
「でも、月末には在庫を持っておけない…余るのが心配。」
そんな方は、箱単位で仕入れる業者さんと、小口で仕入れる業者さんを分けておきましょう。
相見積もりを3社以上から取る
あまり知られていないですが、仕入れ口はなるべく多いのがベストです。
先ほどの「ガリガリ君」の例だと、スーパーAは50円、スーパーBは45円だとしたら、スーパーBから仕入れますよね?
ですが、スーパーBは持ってきてくれるのが週に1回。コンビニは50円だけど、注文があれば毎日持ってきてくれます。
この場合、基本はスーパーBで仕入れて、足りなくなったらコンビニで注文する、ということができます。
これも、取引先は3社いるから比べられることです。
商品を安く仕入れるための注意点
信頼関係で成り立っているので、他社情報の漏洩は禁止
よくある失敗として、商品の値段を下げたいから「他社さんは〜くらいなんですよ…」
と情報を漏らしてしまうことがあります。
ですが、卸売業者さんは商品を卸しているだけなので、利益は元々薄いです。
その中で、メーカーに見積もりを取り、値段を決めているので、同業者と水面下の探り合いになっています。
その状況を無視して、自分のエゴだけで、値段をバラすのはよくないと感じます。
メーカーにこだわりがある場合は商品名と入数を先に伝える
せっかく、見積もりを揃えてもらっても
こだわりの商品があり「このメーカーの商品が欲しい」となり、見積もりをとりなおすお願いをしなければいけません。
例:ガリガリ君でも「A工場で作ったガリガリ君」など
こだわりがある場合には、業者さんに先に伝えておきましょう。