※ここではわかりやすいように問題社員としています。
弊社では、パート・アルバイト含め15人ほどの社員が働いております。
朝は5時から仕事をしたり、弁当をやっていたら、急にランチの準備をお願いするなど、無理なお願いを多々していますが、それに応えてくれる優秀な社員ばかりです。
私の担当する、キッチンには7人ほどのスタッフがいます。
そんな中の1人でA子さんという女性がおります。
普段は大人しいのですが、気分にムラがあり、日によっては色々な問題行動をしていました。
・指示に反抗して、指示を聞かない・無視
・別の社員と営業中に喧嘩
・「仕事が嫌だ」「言い方が悪い」等の理由で途中で家に帰る
「できない」
「わからない」
「やりたくない」
が口癖でした。
以前まで、帰った時に家まで追いかけて説得する…なんて日もありました。
話は変わりますが、弊社では2ヶ月に1回、15分間の面談をやっております。
面談というと部下の方には「また説教される」と思われがちですが、全く違います。
弊社の目的として「上司が部下の話を聞く」ことを定めています。
私の場合、勤務中にたくさんの指示や話をしているので、15分の面談中はほとんど喋りません。メモをとって聞くことに徹しています。
その面談がこちら↓
A子さんは自分のことを話すのが苦手で「15分何も話せなかった…」という日もありました。
実は、昨日がA子さんとの面談の日だったのですが、その中でとても嬉しいことを言ってくれたのです。
「最近、仕事が楽しいんです」
「前は仕事に行くのが憂鬱だったけど、最近は朝起きたら嬉しい気分になります」
正直、面談中に泣きそうでした…
前まで「やめたい」とか「〜が悪い」「言い方が悪い」など、文句ばかり言っており、たびたび周囲を困らせていた人の口から「仕事が楽しい」と。
「自分は自分、他人は他人」と諦めている部分がありましたが、必死に向き合っていたら「人は変われる」と改めて気付かせてもらいました。
最後にA子さんは「いろいろ言われて、わからないことも多いけど、人1倍勉強して、頑張ります」そう言ってくれました。
私自身も、そう思ってくれる社員さんが生き生きと働けるような会社づくりをしていかなければいけないと再認識しました。
また、この本を読んで、説教やダメなことばかり指摘しても改善しないということに気づかされました。
普段は絶対にやっていない部下に寄り添う”コーチング”おすすめです。
部下を1人でもお持ちの、厳しくている上司の方に読んでほしい1冊です。