料理人という職業は
「仕込み→ランチ→ディナー→片付け」があり
長時間労働になりがちで、体力勝負になります
「やりたいことが見失ってしまった」人にとっては、きつい仕事に思ってしまいます
私自身も、最初に勤めていた中国料理店を1年半でやめてしまいました
すごく精神的に追い込まれていましたが、今では笑い話にできるくらいに回復しました
その経験から、今悩んでいる料理人の方にこのブログを書きました
「やめても選択肢はいくらでもある」
ということをお伝えできればと思います
私自身のハナシ
先ほどもお話ししたように、私自身も高卒で入社した東京の中国料理店を1年半でやめました
高校時代から憧れて
長期休みになると、北海道から毎回1週間ほどインターンシップにいかせていただいていたところです
「人の心に火をつける料理人になる」
そう思って入社しました
ですが、毎日の
に疲れてしまい
「将来こういうお店がやりたいのだろうか?」
ということを考えてしまいました
「周りは遊んでいる」
ということが目に入ってから、全くやる気が入らなくなってしまいました
そして、そんなモチベーションで仕事をしていた時
とうとう体に異変が。
朝起きたら「仕事に行かなければ行けない」
とわかっているのに
体が起き上がれません
無理に起き上がっても、倒れてしまいました
職場から連絡があり、携帯もなっているのに出たくありません
ご飯も食べたくありません
「何もしたくない」という無気力状態です
今思えば、体の拒否反応だった気がします
親父から電話が来て、とりあえず精神科に行くことに。
診断されたのは、夢があるからなんとも言えないが
「軽い鬱症状」という結果
料理人の親父からは「3年いなきゃ見えるものも見えてこない」とアドバイス
でも、ずっと考えていました
「本当に、あと1年半いたら見えるのだろうか?この精神状態で3年いても見える景色も同じではないだろうか?」
やはり、この状態でまた頑張れる気力もなく
「憧れていた中国料理店を1年半でやめる」
という決断をしました
再就職先について
「会社を辞めたら終わりだ、お先真っ暗…」
と思っていましたが
全くそんなことはありません
実は飲食店はどこも人手不足…
非正規雇用者比率がどの業界よりも高いです
自分自身もやりたいことが見つかりませんでした。
貯金もないため、親父から
「やりたいことが見つかるまでうちで働くか?」
と言ってくれたので
「両親がやっている飲食店で働く」
という決断をしました。
その時も、情報収集のため転職サイトを活用しました。
十勝・帯広勤務の方に役立つ転職サイト・転職エージェントはこちらから
再就職してからのいま現状
いま現状は両親の飲食店で、主に厨房の業務を担当しています
材料の発注・新商品開発・社員さん、アルバイトスタッフのシフト作成等、いろんなことをやらせてもらっています
仕事が楽しいので、自分でも「こんなことがしたい」というアイデアもどんどん出てきます
そのおかげで、志高い色々な企業のかたと繋がることができ
自分宛に「こんな商品が欲しい!」というありがたいお声をいただくこともでき、今年からは起業できそうです
辞めてからの反省
あの時を振り返って、もっと覚えられることがあったと反省するのは
「色々な仕事を覚えておけば…」
ということ
また料理をやっているから思うことなのかもしれませんが、レシピの分量だったり、スープの味付け・野菜の切り方…
有名芸能人も来ていたので、仕事はどれも1流でした
覚えられることはたくさんありますが
少しでもプラスになるように、こそっと
「レシピの分量」くらいはメモしておきましょう(笑)
その際は「メーカー名・名前・容量(サイズ)・使う分量」を必ずメモしておきましょう
つい最近メモを見返した時に、ケチャップ1缶しか書かれてなくて
どこのメーカーのケチャップなのか?その容量(サイズ)はどの大きさだろう?ということが全くわかりませんでした
終わりに
飲食業界じゃなくても、就職先は山のようにあります
職場の先輩に言われようが、両親に言われようが、自分の体を一番分かっているのは自分です
精神が壊れて、鬱になり、自殺までしてしまう人もいるので、そうなる前に無理だったら「やめる」という決断をしましょう
楽しみながら、やった方が成功するスピードも何倍にも上がるという持論です