今、働き方改革に向けて、生産性を高めるために企業はどんどん工夫をこらしていると思います。
特に一番と言っていいほど、労働問題を抱えているのは私たち飲食店です。
朝の仕込みから、ランチ、アイドルタイムを挟んで、ディナータイム、片付け…
毎日、当たり前に10時間は拘束されてしまいます。深刻なところでは帰って寝るだけの生活もザラだとか…
そんな飲食店で勤務している私が、生産性を上げるために取り組んでいる環境整備というものとその取り組みをご紹介します。
私たちもまだまだですが、これからの時代、絶対必要になってくると確信しているので時間を大切にするためにも見ていただければと思います。
1日のうちに◯◯は探している時間
生産性を上げるためにも無駄な仕事を減らしたり、やめなければいけません。
今、あなたが考えられることで無駄なことは何があるでしょうか?
私が考えるに、無駄な時間の代表例が「ものを探す時間」です
机の上のボールペンがない、プレゼンで使う資料がない、補充用の材料がない、ハサミはどこいった…
実は私たちは、生産性が全くない時間に無意識に多くの時間を使っています
ちょっと考えていただきたいのですが、その時間は1日のうちでどのくらいあると思いますか??
実は30分と言われています(大塚商会調べ)
1日30分、1ヶ月で12.5時間、1年間でなんと150時間も使っています!!
1年間出勤しても、約20日はものを探しているのです
この時間を少なくして、なくすことが生産性を上げる第一歩とも言えます
私たちの取り組み
遅れましたが、環境整備とは一言で簡単にいうと「働く環境を整えて、備える」ことです
ここでは長くなりそうなので、割愛します
私たちも扱う食器・扱う食材の数が他の飲食店さんに比べると多いです。だからこそ、環境整備が必要なのです。今日はその一部を紹介します
例えば、この掃除用具を見てください
みなさんどう感じたでしょうか??
私的には使いづらい印象しか受けません。その理由として
①かかっている場所がバラバラ
②シールが付いているのと付いていないところがある
生産性と関係がないと思ったかもしれません。が、高校生のアルバイトに掃除をしてもらうときには、どうでしょうか??
実際にあったこととして、「どれがデッキブラシでしたっけ?」と聞かれ、仕事を中断し教えることが何度もありました。それでは、自分の仕事に集中できず、生産性も下がってしまいます
ということで、今回そんな悩みを改善したのがこちら
これだと名前が全部表示されて、新しく入ったアルバイトの子でもわかります。
しかも、シールで区切られているので終わった後も定位置に戻るようになっています。
また、ワンポイントですが、裏表を逆にしてもいいように名前のシールは両面につけてあることがポイントです
まとめ
こんな感じで、会社内では改善活動の仕組みを作っております。
それをすることで仕事中に「こっちの方が早いんじゃない?」「わかりづらいから今月はここ整理して改善しよ」という会話が普通に出ます
最近では、毎日30分ほどかかっていた注文もほとんど自動化することに成功しました。
良い習慣が人生を良い方向に導いてくれますね