皆さんご存知の通り、飲食店がこのコロナで大打撃を受けています。
都市部の街中の居酒屋では7割・8割減も当たり前で、家賃を払うにもギリギリのところも多いとか…
でも、スーパーは伸びています。ネットスーパーは昨対200パーセントだそうです(たかのり調べ)
そんな前置きはさておき、飲食業界は今どうなっているのでしょうか?現場の実態からお知らせします。
そして、今後絶対にその波が来る食品業界・1次産業についても考えます
現状
売上はもちろん下がっています。
デリバリーは伸びているんでしょ?なんて言われることもありますが、元々やっていたところからすれば、人数が集まらない等の理由でむしろ下がっています
具体的に言うと、ホール3人・キッチン3人で回していたのが今はホール2人・キッチン2人で回せてしまいます。
この現状が続くと厳しいって言うのが正直なところです
食品業界にも影響は?
飲食店の売り上げが悪いとなると必ず影響は他にも出てきます。
一番大きいのが、飲食卸売業界だと思います。
卸売の特徴として、多数の商品をストックしておいて、注文が来たらすぐ出せるようにしています。(調味料や冷凍食品・生鮮食材等)
ですが、買い手がいないとなるとその商品が余ってしまい・賞味期限がどんどん近くなって・最悪の場合廃棄することになってしまいます。
そうなっては赤字を垂れ流すだけです。
今日はいつもお世話になっている営業マンの方がこられ「値引きするんでぜひ使ってください」とお願いまでされました。
その商品数100種類以上…中には50kほど在庫があるものもあります。
通常の1/4でいいから使ってとも言われました。
1次産業にも影響?
それは例外なく1次産業にも起こってくると思います。
飲食店であまり使わない(需要の減少)となると、いくらものは良くても値段は下がってしまいます。需要と供給のバランスですね。
聞いた話、農家さんは農協1社依存が多いので価格変動が起きやすいのが現実です。
だから「農協に卸していてもダメだ、自分で販路開拓しよう」という動きが強まってくると感じています。
どんどん、そういう考えの人が増えてコロナが終わった頃にはビジネスのあり方も変わってくるのではないでしょうか?
むしろ、北海道はたくさん作って、高い値段でたくさん売る、みたいな昔ながらのビジネスモデルを引きずっていたので、これも変革のいい機会だと思っています
プラスに捉えて行動するのか、マイナスと捉えて必死で耐えるのかは自分次第でしょうね…
自分も他人事ではなく模索します